2011-09-15 11:30:05 (13 years ago)
さてさて、これが二人称となると、またまた新しい感覚を必要とするのじゃな!
あ、「間」のつづきね^^;
以前、「同調」の項目で書いた気がするんだけど、(違ったら今聞いてチョ)人は、気に入った相手どうしだと、しゃべる音程やスピード、さらには口調までも似てきてしまうんだね。
だから、Aさんが2秒しゃべれば、Bさんも2秒しゃべるようになるのよ。
これを繰り返してると、他人から見ると非常に仲の良い二人に見えるわけ。
だから、ケンカをしてるシーンがあったとしても、「同調」しゃべりだと、仲間内のケンカにしか感じないってことなんだわな〜。
今回は「間」なので、しゃべるタイミングについてだけ書くね。
一人称で書いたように、セリフと間を一定にして、あるリズムをつくる。そこへ二人目がセリフをかぶせてくるとしましょう。
まるで縄跳びのように、セリフとセリフのアイダにかぶせてくれば、一人称のリズムを崩すことなく、そのシーンは流れていくでしょう。
しかし、二人目が、相手のセリフの終わる寸前にセリフをかぶせれば、リズムを崩して、緊張感のある空気を出すことになるはずです。
さらには、二人目が、一人目とは違うスピード(テンポ)のセリフを使ったとしたら????
さらにそのシーンは別のテンションを持つようになるはずです。
必殺「間」潰し!!
で、逆も真なり!
相手のセリフから、半テンポずれてセリフを言えば、
必殺「間」延ばし!!
二人目のテンポによって、間延びした間隔や思い悩んでる重い空気の現場再現などの間隔を創り出すことが可能になるのです!
ま、しゃべるスピードとタイミングが、いろんな効果を醸し出すってことですだよ〜。
さ〜て、一連の役者のためシリーズは、こんなところかいな〜。あとは、いろいろ試してみてチョ。
くれぐれも、役者さんの演技や表現の付属品(ただの技術)ってことで、演技論じゃないことをお断りしときますですよん!
さ〜て、次回からなにしよっかな〜、んじゃ!
2011-09-06 11:00:27 (13 years ago)
ん〜、18回も書いてるのね〜。歌関連がずいぶんと遠くに行ってしもたな〜。
ま、しょうがないね。
ってことで、「間」のつづき〜。
しゃべるスピードはだいたい誰でも理解できると思うんだけど、声を出さない時の時間をコントロールするって、けっこうめんどくさいでしょ??
はじめのうちは、時計とにらめっこして練習するのもいいかもね。
さて「間」だけど、
ゆっくりとしゃべってる時は、時間的な「間」をあけても、あまり気にならないのに、しゃべりのスピードを速くすると、先程と同じ時間の「間」をあけると、やたらに長く感じて、聴き手側からすると「おいおい、はやくしゃべれよ〜」ってことになるんだわな〜。
テクとしてこれを利用すれば、〜言葉に詰まり、思い悩む人〜を表現することもできるかもね。
要は、言葉を出す時と出さない時とのバランスで印象が変わるってことだね。
ちなみにこの「間」だけど、なんで生まれるのかって言うと、人はしゃべる時には息を吸うってことなんだわな。意図的に貯めた息を使ってしゃべることはできるかもしれないけど、普通は息を吸ってからしゃべるのだ!
だから、息を吸うことを意識すれば、「間」のタイミングも解るようになるかもね??
ちょいと短いけど今日はこんなとこで失礼!んじゃ!
2011-09-01 11:22:28 (13 years ago)
一人称のスピードコントロール
しゃべり方が早口な人と遅い人では、相手に対する印象が変わるよね??
早ければ活発!早すぎればせっかち!
緩やかなら落ち着きが有り、遅すぎればトロイ人。
本当の性格なんて知らないのに、人はかってに決めつけて、相手の性格を推し量ろうとするんだよね。
いつも言うように、芝居はごく初期の浅い解釈の部分では、この人々が思い込んでる概念を模倣するように技術展開すれば、ほぼ8割型の人は「あ〜、いるいるこんな人!」と感じてくれるんだな〜。
実際には、性格の表現なんて複雑極まりないのにね。
で、こんなことを利用してやると、表面的な性格付けができるようになるって話し。
では、リズム感ってなんでっしゃろ?
これは、言葉の間隔のコントロールでございます。
スピードを一定にしたとしましょう。息継ぎ無しに2秒しゃべるとする。そこにある単語は、だいたい一定の量となるでしょ??これを、息継ぎ0.5秒を挟んで、また2秒しゃべる。(実際2秒しゃべり続けるって長い感じがするよね。1秒でもいいんだけど、リズム感を実感するための練習だと思ってくだされ)これを繰り返していくと、まるでラップのように、言葉にリズムが生まれてくるでしょ??
歌の場合も同じだけど、人は一定のリズムを聞き続けると、先を予測するようになって、自分もそのリズムに同調しようとするんだな〜。(ここにも同調が登場!)
試しに、息継ぎの間合いを、ランダムな秒数にしてみてくだされ。あ〜ら不思議!!セリフは一定にしゃべっているはずなのに、なぜかぎこちなく、コケルような感じに聞こえてきやせんかえ!
リズムの正体の一つは、声を出してない時なのだす!音楽なら休符という符号で譜面にも表したりするでしょ。つまり一定の休みこそが、セリフを有効に相手に聞かせているものなのだな〜。この「休み」こそ、そ〜「間」なのだよ!(もちろん機械的に同じ秒数を繰り返せば良いってモンじゃないのは解ってるよね^^)
次回ももっと掘り下げてみませう!!ってことで、んじゃ!
2011-08-23 10:59:58 (13 years ago)
よく「彼のしゃべり方は流暢だね〜」とか「立て板に水(の意味は調べてね)」とか言うじゃな〜い。
これって、リズムのことだよね!
昔から、「歌は語るように、セリフは歌うように!」って言われてるけど、セリフに対して、リズムを表す言葉もけっこうあるんだね。
リズムを文字で表すのは難しい気もするんだけど、イメージで聞いてチョ。
信号の多い道路を、時速100キロで飛ばしてるとしよう。あ、車です^^;
運転してる人は、瞬間でも気持ち良くなれば、それでいいので、自己満足的な快感は得られるだろうね。でも、信号待ちが、ちょこちょこ出てくると、同乗者や周りの人は、な〜んか無駄な動きをしてるようにしか見えずに、むしろ体感速度は遅く感じるんじゃないかな??
逆に、時速40キロくらいで、信号もスムーズにクリアしていくと、同乗者もストレスを感じる事無く安心して乗ってられると思うんだよね。
「でも、それって信号のせいじゃないの〜?」という人、ちょいとお待ちを!
不思議なことに、焦ってたり、スピードを出してる時の信号待ちは、やたら止まってる時間が長く感じるんだけど、ゆっくり走っている時の信号待ちは、それほど気にならないものなのですよん。経験有るでしょ??
つまり人は、動いてる時と止まってる時のバランスで、全体の流れを感じているってことなんだよね。
もちろん、上記の設定が高速道路だったら話しは別。時速100キロの方が、ゆったりと感じることでしょう。でも、これをセリフに置き換えれば、ベテランの人がしゃべってるとか、何度も繰り返して暗記してるセリフだとかっていう感じかな。余裕の100キロ!立て板に水!
実際の車でも、慣れてくると100キロは、それほど速く感じないものだし、不慣れな細い道路を運転する時は、時速30キロでも速く感じるしね。
では、この感覚をセリフに応用しましょう!
まず、基本的な滑舌!こいつは、みなさんいろんな方法で克服してるんじゃないかいな〜??
コツは、読んで字のごとし!舌を上手く使うってことなのじゃ〜!!
で、その使い方とは?? というところで、今回はおしまい!次回乞うご期待!んじゃ!
2011-08-17 16:58:53 (13 years ago)
いや〜、無事ライブも終了!ひとまず、慌ただしい2週間は終わったのであった。
歌のレッスン生のバンドも、けっこう良かったね。2ヶ月で初めてのオリジナル作って、人前で披露するっていう課題は、ガンバってクリアしたかいね。
まだまだ良いところと改善するところが混在してるけど、今回はひとまず良しとしときましょう!
(音楽プロデューサーも、わりと気に留めてくれてたね。ここからの展開が勝負なんよ)
さてさて、今後はレッスン生達のオーディション対策に力を入れねば!
声優オーディションに、某女子ユニット(かなり誰でも知ってるヤツで、数字じゃない方ね笑)オーディションとかね。それぞれ2次審査、3次審査と突破中!いい結果が出たら報告しましょ!
ま〜、みんな才能は持ってるんよね〜。それをレッスンや自主トレで表に出す訓練をして、自分ができることの全てを相手に見せる、伝えるっていうのがオーディションの時の最初の心構えかな??
(オーディションについては、以前どっかで書いた気がするから、今はカツアイ)
ポイントを理解しながらレッスンすれば、まず1次審査で落ちることはないね。(うちのデータ的には8割以上が2次審査以上で、実際に審査会場でのオーディションに望んでいますね)
あ、セオリーが有るからといって、その型にはめるんじゃないよ。それぞれの個性を最大限表に見えるようにチェックしていくってことね。
さてさてさて、本題に戻りましょう。
発声と音程の「へ理屈」がわかったところで、次のリズムってヤツに入ってこう。
リズムというジャンルの中に、テンポ=スピード、ビート、なんてものが含まれてるって考えると解りやすいかいな?(音楽的な話しじゃないけどね。あくまでセリフを捉えていくときの参考としての考え方ね)
まずは一人称。セリフ自体のスピードコントロールってヤツかな。
ん?前半で書き過ぎて、時間が無くなってもうた…はやめに次回ってことで、ゆるちて、んじゃ!