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 不思議な声の物語 by R::リアルってなんじゃろ?

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リアルってなんじゃろ?

声にも同じことが言えるんだけど、今回は少し違う視点から「リアル=本気」みたいなことを考えてみよっかな。

うちのBEシステム(主に声を主体とした、歌手、俳優、声優などの養成部門)で特別講師をお願いしてる、アニメ界では「世界の〜」がつく、押井 守氏との会話をちょっとだけ話そ。(ちなみに、あることで毎週のように会ってるんだけどね)

はじめは漫画として、2Dの世界から手塚治先生が「動く漫画」としてアニメーションを日本でも始めたのは、みなさんもご承知のことですよね。その後カラーになり、CGが導入されて、背景は実写と見間違える程、リアリティーをもって見るものを圧倒するようになりました。そこに登場する主人公達もどんどん動きもスムーズになって、まるで人が演じてるのかいな〜くらいなものまで出てきたんだよね。でもちょっと待てよ??ちび◯◯ちゃんや、クレヨン◯◯ちゃんはリアルじゃないのかな〜?見た目は当然、本物の人間とは大違い(実際目の前に現れたら、パニックが起きること間違い無し!)。でも、アニメという前提で見ている人には、その内容が自分と重なったりして、感動し、涙まで流してしまうんだな〜これが。

じゃあ、3Dの方はといえば、どんどん人間に近づけば近づく程、本物の人との違いが見えてきて、むしろ気持ち悪ささえ感じるときがないかな〜。
押井さん曰く「3Dアニメーションの登場人物は、人に近づけようとすればする程、(将来は分からないけど)死体のように感じていくんだよ。」ひぇ〜!もともと人間て、自分に近い存在や、似ている感覚、似ている見た目に共感をもって、好意的になるっていうのは、科学的にもいわれてるらしいけど(例えば、恋愛対象になるのは、どこか自分と似ている顔立ちをしているとかね)、あまりにもそっくりだと、自分の存在を脅かす、もしくは、自分のアイデンティティー、存在そのものを守るために、むしろ嫌悪感を抱き、排除しようとする欲求が生まれるってこともあるらしいんだよね〜。結局、テクノロジー的には、将来完全に俳優が演じてるようなアニメーションが出来るのかもしれないけど、中身を見る側がどう受け止めるかってことが(当たり前のことなんだけれど)重要ってことだわな。どんなに絵がすごくても、話の内容が全然つまらなければ、ただのコンピュータ性能見本市みたいなものになっちゃうからね。あっ、押井さんはだから「登場人物はあえて2Dで描くんだよ。」といつものように、後半聞き取れないくらいの声でおっしゃってました...(す、すいません^^;)

歌は不思議なことに、演じようとしても必ずどこかにその本人の性格や、その時の気持ち、心情が入り込んで聴いている相手に届いてしまうのじゃ。ある意味、リアルそのもの。一流のプロはそのパーセンテージを自分でコントロールすることが出来る人たちってことかな。

まっ、コーヒーブレイクなので、結論は無しね(^^) ではまた、んじゃ!
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