#1ムスタングfeat.三線12
2012-07-07 17:56:07 (11 years ago)
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「ほれ。重いぞ。」
「うん、ありがとう…。」
「な〜にをメソメソしとるんじゃ〜。」
「なになに、あんた泣いてんの?」
「フンだ!潮風が目にしみただけだい!」
「ハハハ!そりゃ、今帰仁の浜でワシが言ったことじゃないか〜!空港の中は、潮風なんぞ入らんぞ〜!ハハハ!」
「たったの2週間でしたけど、本当にお世話になりました。」
おいおい、2週間も学校サボってたのかよ。
…ん?
…ていうか、2週間て?
「ま、ワシも久しぶりに身の入った稽古もできたし、たくさん笑ったしな〜。こちらこそ、本当にありがとうじゃ。」
そういや、なんか二人とも肌の色が一段と黒くなったような…。
よく見ると、ショーンの腕や足、それにオヤジの腕にもずいぶんとアザができてるんじゃないの?どういうこと?
「ジージ、ぼく強くなったかな?」
「ん〜。ショーンはもともと強い子じゃよ。それにな、強さは、人と比べるもんじゃない。どんなに手(てぃ〜)ができても、ミサイルにはかなわんからな。じゃが、大切な人を守る時には、必殺の力が発揮される。その種は、もうオマエに全部教えた。それに水をヤルかヤランかは、オマエにかかってる。よくぞ、2週間、ワシの稽古に耐えたな。合格じゃ。」
「あ、ありがとうオジ…師匠!」
「ハハハ!よいよい。ワシはあくまでオマエのオジーだっからよ。」
「ありがとうございました。これからは私がしっかり見守っていきます。」
「ミユキさんも大変じゃろうけど、よろしく頼みます。ワシらの流脈を絶やさんように、ウニゲーサビラ(お願いします)。」
ど、どういうことだ?確かに腕のアザからすると、そうとうな稽古をしたように思えるけど…?
オレが一緒に居たのは、せいぜい3日くらいか?だいいち宴会ばっかりだったんじゃなかったっけ?
ん?未雪にもアザが!ま、まさか未雪まで…修行…?
「お、そう言えばミユキさん。今帰仁城跡で転んだ時の傷はどうかの?」
「あは、ようやく痛みは無くなりました。まさか石段にボコボコにされるとは思いませんでしたもんねっ!」
ねっ!じゃねぇよ!あ、そ。そゆこと。確かに未雪にはオレが少しだけ教えたけど、さすが元体操部、センス良かったもんな〜。てか、未雪まで稽古したかと思ったゼイ、フ〜。
「荷物はこれで全部じゃな。三線ワシンなよ。」
「忘れないよ。ちゃんと稽古して、三線も合格点もらうからね!」
「音楽はワシよりオマエの方が上じゃよ。なんせパ〜パの子だからな。」
お、良いこと言うじゃないパ〜パ!
「ま、アイツの音楽は金には縁がなかったけどな、ハハハ!オマエならプロになっても、自分の好きな音楽ができると思うぞ。」
ヤナこと言うじゃないオ・ヤ・ジ!
「ん〜よくわかんない!でもね、たぶんだけど…両方ずっとやってくと思うよ、空手も音楽も。」
「(ボカッ!)手(てぃ〜)じゃ!」
「イッテ〜!両手荷物持ってるのに〜。ずるいぞ〜!」
「ハハハ!体サバキじゃ!何事も修行修行!じゃな。」
「も、もうそのへんで。じゃ、お父さん、また来ますね。」
「おう。近いうちにワシも東京に行こうかな、、、なんてな。」
「あれ?ジージ潮風?」
「おりゃ!」
「よっ!っと、体サバキね!」
「最後まで笑わしよる!ハハハ!気をつけてな。また来るんじゃよ!」
「うん!パパもきっと一緒だよ。なんかね〜、手の稽古してる時は感じない、っていうか、そんな余裕無いからなんだけど、食事したりジージと遊んでる時は、なんだかパパがソバに居るような気がしてたんだ。パパもジージに会いたかったのかな?」
「オマエもか?ワシもなんかそんな気がしてたんじゃが、姿現したら説教してやったのにな〜。」
ぜったいに出ませんよ〜だ!
「はいはい、もうこれくらいで。飛行機の時間に遅れちゃいますから。」
「だよね。乗り遅れたら、また1週間居よう!って言うでしょママは。」
「ワシはその方がいいんじゃがな〜。」
それで、こんなに長く居たのね、トホホ。
「今度こそ本当に、ありがとうございました。帰ります。」
「バイバイ!また来るさ〜ジージ!」
「おう!楽しみに待ってるからな〜!」
く〜、身内ながら良いシーンだこと。
しかし、一つ謎が見えたような…。オレがあいつらと居られるのは、あいつらがオレのことを少しでも考えてる時ってことか…。
手は、集中しないとできないから、その時をオレが見てなかったのは、そんな理由なんかな。確かに、宴会や遊びの組手しか見てないもんな〜。
おいおい、ってことは、あいつらがオレを忘れたら、二度とあいつらに会えなくなるってことか?勘弁してよ〜ショーン!未雪〜!
あ、もう東京だ…。あいつら飛行機で爆睡してたのね、トホホ。
次回、再びジェイクと!んじゃ!
「うん、ありがとう…。」
「な〜にをメソメソしとるんじゃ〜。」
「なになに、あんた泣いてんの?」
「フンだ!潮風が目にしみただけだい!」
「ハハハ!そりゃ、今帰仁の浜でワシが言ったことじゃないか〜!空港の中は、潮風なんぞ入らんぞ〜!ハハハ!」
「たったの2週間でしたけど、本当にお世話になりました。」
おいおい、2週間も学校サボってたのかよ。
…ん?
…ていうか、2週間て?
「ま、ワシも久しぶりに身の入った稽古もできたし、たくさん笑ったしな〜。こちらこそ、本当にありがとうじゃ。」
そういや、なんか二人とも肌の色が一段と黒くなったような…。
よく見ると、ショーンの腕や足、それにオヤジの腕にもずいぶんとアザができてるんじゃないの?どういうこと?
「ジージ、ぼく強くなったかな?」
「ん〜。ショーンはもともと強い子じゃよ。それにな、強さは、人と比べるもんじゃない。どんなに手(てぃ〜)ができても、ミサイルにはかなわんからな。じゃが、大切な人を守る時には、必殺の力が発揮される。その種は、もうオマエに全部教えた。それに水をヤルかヤランかは、オマエにかかってる。よくぞ、2週間、ワシの稽古に耐えたな。合格じゃ。」
「あ、ありがとうオジ…師匠!」
「ハハハ!よいよい。ワシはあくまでオマエのオジーだっからよ。」
「ありがとうございました。これからは私がしっかり見守っていきます。」
「ミユキさんも大変じゃろうけど、よろしく頼みます。ワシらの流脈を絶やさんように、ウニゲーサビラ(お願いします)。」
ど、どういうことだ?確かに腕のアザからすると、そうとうな稽古をしたように思えるけど…?
オレが一緒に居たのは、せいぜい3日くらいか?だいいち宴会ばっかりだったんじゃなかったっけ?
ん?未雪にもアザが!ま、まさか未雪まで…修行…?
「お、そう言えばミユキさん。今帰仁城跡で転んだ時の傷はどうかの?」
「あは、ようやく痛みは無くなりました。まさか石段にボコボコにされるとは思いませんでしたもんねっ!」
ねっ!じゃねぇよ!あ、そ。そゆこと。確かに未雪にはオレが少しだけ教えたけど、さすが元体操部、センス良かったもんな〜。てか、未雪まで稽古したかと思ったゼイ、フ〜。
「荷物はこれで全部じゃな。三線ワシンなよ。」
「忘れないよ。ちゃんと稽古して、三線も合格点もらうからね!」
「音楽はワシよりオマエの方が上じゃよ。なんせパ〜パの子だからな。」
お、良いこと言うじゃないパ〜パ!
「ま、アイツの音楽は金には縁がなかったけどな、ハハハ!オマエならプロになっても、自分の好きな音楽ができると思うぞ。」
ヤナこと言うじゃないオ・ヤ・ジ!
「ん〜よくわかんない!でもね、たぶんだけど…両方ずっとやってくと思うよ、空手も音楽も。」
「(ボカッ!)手(てぃ〜)じゃ!」
「イッテ〜!両手荷物持ってるのに〜。ずるいぞ〜!」
「ハハハ!体サバキじゃ!何事も修行修行!じゃな。」
「も、もうそのへんで。じゃ、お父さん、また来ますね。」
「おう。近いうちにワシも東京に行こうかな、、、なんてな。」
「あれ?ジージ潮風?」
「おりゃ!」
「よっ!っと、体サバキね!」
「最後まで笑わしよる!ハハハ!気をつけてな。また来るんじゃよ!」
「うん!パパもきっと一緒だよ。なんかね〜、手の稽古してる時は感じない、っていうか、そんな余裕無いからなんだけど、食事したりジージと遊んでる時は、なんだかパパがソバに居るような気がしてたんだ。パパもジージに会いたかったのかな?」
「オマエもか?ワシもなんかそんな気がしてたんじゃが、姿現したら説教してやったのにな〜。」
ぜったいに出ませんよ〜だ!
「はいはい、もうこれくらいで。飛行機の時間に遅れちゃいますから。」
「だよね。乗り遅れたら、また1週間居よう!って言うでしょママは。」
「ワシはその方がいいんじゃがな〜。」
それで、こんなに長く居たのね、トホホ。
「今度こそ本当に、ありがとうございました。帰ります。」
「バイバイ!また来るさ〜ジージ!」
「おう!楽しみに待ってるからな〜!」
く〜、身内ながら良いシーンだこと。
しかし、一つ謎が見えたような…。オレがあいつらと居られるのは、あいつらがオレのことを少しでも考えてる時ってことか…。
手は、集中しないとできないから、その時をオレが見てなかったのは、そんな理由なんかな。確かに、宴会や遊びの組手しか見てないもんな〜。
おいおい、ってことは、あいつらがオレを忘れたら、二度とあいつらに会えなくなるってことか?勘弁してよ〜ショーン!未雪〜!
あ、もう東京だ…。あいつら飛行機で爆睡してたのね、トホホ。
次回、再びジェイクと!んじゃ!