#1ムスタングfeat.三線6
2012-05-08 23:05:25 (11 years ago)
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- ボイトレ関連&コーヒーブレイク |
「さ〜て、ここからはお金がいるんじゃな。この広福門(こうふくもん)が券売所になってるから、マ〜マ〜と二人で行ってきなさい。」
「え?ジ〜ジ行かないの?」
「あ〜。疲れるからよ〜。けっこう中は広いし見る物もいっぱいあるからよ〜。マ〜マ〜と二人でデートしてきなさい。ワシは、出口の所で待ってるからな〜。」
「わかりました。じゃ、ショーンと行ってきますね。…もしかして、お酒飲みながら待ってるとか…。」
「あ!あきさみよ〜!そんなことあっるかよ〜!」
なに、動揺してんだか〜、ハハハ。
「あ、そうそう、この首里城はな、戦争までは小学校の運動場としても使ってたんだよ。それが全部焼けてしまった。首里城正殿にいったらよ〜、床の下を見なさいよ。それが昔のホントの首里城だっからよ。」
「うん、わかった!やっぱりジイちゃんは物知りだね〜!」
「うう、そ、そうだろ。首里城も人も、表面だけじゃわからんさ〜。本当に相手を知りたければ、その床下を見ることだな。うん。」
おいおい、今思いついたんじゃないの?
あら、良いこと言った風な顔してるよ。
「うん!ありがとジージ!これから、ただの酔っぱらいって思わないことにするね!」
「こら、ショーン!じゃ、じゃあ行って来まっす!!」
「ああ〜、ゆっくりでいいさ〜!…ふう。フフフ、楽しいのう。」
な〜んか、どんどん言葉が老け込んでるみたいだぞ、オヤジよ〜。
悪かったな〜。俺がまだ生きてれば、いろいろとグチ…聞いてないかな。ハハハ…ショーン…悪かったな…
「でね〜、ママったら、あの王様のイスに座っちゃってぇ〜、係員のおじさんに怒られたんだよ〜!」
「う〜っさい!良いじゃないの!だ〜れもいなかったんだし〜ちょうどいい場所だし〜、第一、前は怒られなかったんだから!」
「え?何それ?」
え?あ!オレ?もしかして?
「パパと来た時に録ったの!」
「へ〜…いいな〜…。」
「あ、明日ワシと録ろ!そんな暗い顔するな!」
「え?あんた〜パパに妬いてるの〜?」
オマエってば…ニヤニヤしながら自分の子供からかって、どんな母親だよ、ったく。
「うっさい!うりゃ!」
「いてぇっ!な、なんでオジーを叩くかね〜。」
「だって〜、うちの流派は女に人を叩いちゃいけないんでしょ?!」
「ん?お、おおう。その通りだ!よく覚えたな。今日は許そう。」
それは、オレが付け加えたヤツね、トホホ。微妙に伝承してやがんの〜、へへ。
にしても、かわせなかったね、オヤジ。ショーン、もしかしてこっちも才能あったりして。
「ぼく、あっちで三線弾いてるからね!ごちそうさまでした!」
「はいよ〜。明日は南部に行ってから、那覇まで見送るからな。休み休み弾きなさいよ〜。」
なんだこれ。もしかして、オレと行った所を順番に巡ってるってこと?
流脈ね…。それを辿るために来たってことか?未雪…ホントにオレは…
ごめんな。
次回、まだまだ沖縄だ〜の巻。んじゃ!
「え?ジ〜ジ行かないの?」
「あ〜。疲れるからよ〜。けっこう中は広いし見る物もいっぱいあるからよ〜。マ〜マ〜と二人でデートしてきなさい。ワシは、出口の所で待ってるからな〜。」
「わかりました。じゃ、ショーンと行ってきますね。…もしかして、お酒飲みながら待ってるとか…。」
「あ!あきさみよ〜!そんなことあっるかよ〜!」
なに、動揺してんだか〜、ハハハ。
「あ、そうそう、この首里城はな、戦争までは小学校の運動場としても使ってたんだよ。それが全部焼けてしまった。首里城正殿にいったらよ〜、床の下を見なさいよ。それが昔のホントの首里城だっからよ。」
「うん、わかった!やっぱりジイちゃんは物知りだね〜!」
「うう、そ、そうだろ。首里城も人も、表面だけじゃわからんさ〜。本当に相手を知りたければ、その床下を見ることだな。うん。」
おいおい、今思いついたんじゃないの?
あら、良いこと言った風な顔してるよ。
「うん!ありがとジージ!これから、ただの酔っぱらいって思わないことにするね!」
「こら、ショーン!じゃ、じゃあ行って来まっす!!」
「ああ〜、ゆっくりでいいさ〜!…ふう。フフフ、楽しいのう。」
な〜んか、どんどん言葉が老け込んでるみたいだぞ、オヤジよ〜。
悪かったな〜。俺がまだ生きてれば、いろいろとグチ…聞いてないかな。ハハハ…ショーン…悪かったな…
「でね〜、ママったら、あの王様のイスに座っちゃってぇ〜、係員のおじさんに怒られたんだよ〜!」
「う〜っさい!良いじゃないの!だ〜れもいなかったんだし〜ちょうどいい場所だし〜、第一、前は怒られなかったんだから!」
「え?何それ?」
え?あ!オレ?もしかして?
「パパと来た時に録ったの!」
「へ〜…いいな〜…。」
「あ、明日ワシと録ろ!そんな暗い顔するな!」
「え?あんた〜パパに妬いてるの〜?」
オマエってば…ニヤニヤしながら自分の子供からかって、どんな母親だよ、ったく。
「うっさい!うりゃ!」
「いてぇっ!な、なんでオジーを叩くかね〜。」
「だって〜、うちの流派は女に人を叩いちゃいけないんでしょ?!」
「ん?お、おおう。その通りだ!よく覚えたな。今日は許そう。」
それは、オレが付け加えたヤツね、トホホ。微妙に伝承してやがんの〜、へへ。
にしても、かわせなかったね、オヤジ。ショーン、もしかしてこっちも才能あったりして。
「ぼく、あっちで三線弾いてるからね!ごちそうさまでした!」
「はいよ〜。明日は南部に行ってから、那覇まで見送るからな。休み休み弾きなさいよ〜。」
なんだこれ。もしかして、オレと行った所を順番に巡ってるってこと?
流脈ね…。それを辿るために来たってことか?未雪…ホントにオレは…
ごめんな。
次回、まだまだ沖縄だ〜の巻。んじゃ!