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 不思議な声の物語 by R::歌に「心を込める」ということ

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歌に「心を込める」ということ

心を込めて歌う。


当たり前のように使われる言葉だが、これはなかなか難しいことだ。

そもそも、「心」ってなんだ?


確かに、こんなレッスンもするのだけれど、実際「心」を技術的に分析しても、やっぱりつまらん。が、しかし。プロのボイストレーナーとしては、これを無視してレッスンすることなどできないので、色々な事例や解釈を交えて、レッスン生に解りやすい方法で伝えて入るのだけれどね。


人が歌を聴いて感動するのはなぜか?っていうことについては、以前書いたんだけど、(あくまでも情緒的な側面を極力避けて解釈する方法論でね)今日は、少し違った角度から考えてみましょかね。


一つの例だけど、夏場によく流行る「怪談話」ね。

聞いてる人は、ホントに鳥肌が立って、恐怖を感じることがあるよね。不思議なことに、プロの話しじゃなくても、友達の話しだとしても、ホントに怖くなるんだね。

恐怖を感じる理由については、そのうち書こうかね。


で、この時なんだけど、喋ってる人は恐怖を感じてないんだよね。不思議じゃない?

これは、冷静に語ることだけを考えて喋ってるからなんだな。本人が怖がっていたら、ヒトには伝えられないからね。

次に、ケガや手術をした時の話し。これも聴いている人は、「うわ〜、やめて〜!痛い痛い!」とか言うでしょ?でも、話してる本人は、事実を語ってるだけだから、別に痛くはないんだよね。

どちらも、「恐怖」というキーワードが、経験と想像を掻き立てて、カラダまで反応させているんだよね。


さて、歌で感動するっていうのは?

なにが媒体かは一先ずおいといて、やっぱり自分の経験や考え方が一番重要な要素になってくるだろうね。

若い頃には、なにも感じなかった演歌の歌詞が、大人になって色々と経験を積んでくると、やたらに心に沁みるなんてことがあるでしょ。

逆に、若者のロックで、「俺は夢を掴むぜ〜!」みたいな歌詞を、大人が聴いたら、「若いっていいね〜。若いうちだよ、そんなことを言ってられるのは〜。」なんて、冷めた意見だって出てきたりする。自分の経験上、かってにヒトのやる気まで自分基準の物差しで測ったりして(笑)


もしも歌う時に、聴いている人と同じように歌詞を感じられたら!

歌いながら泣いちゃったり、笑ったり、怒ったり。ね、できるはずでしょ?


な〜んて、これがなかなかできないのよ。思うことが一番難しい、というんだけど、歌うという行為をしながら、同時に歌詞の内容を考え感じるってことは、至難の業。でも、それができた時の歌は、普段とは比べ物にならないくらい、次元の違う空間を創り出すことがあるんだよね。


ただし、プロの場合は、このレベルでばっかり歌ってたら、ステージにならなくなっちゃう。映像で「カッと!」がかかるなら、1曲全開!も有りだけど、何曲も歌うライブでは、次の曲に移れなくなるかもしれないしね。これはある意味、プロがする怪談話と似てるかな?お客さんが楽しんでくれる為に話す、歌うって感じ。

ある意味、アーティストの葛藤は、ここにもあるかもね。自分が感動したいんだ!というのと、聴いてくれるヒトの為に歌うのだ!っていうのとね。


「心を込める」ということ。歌の場合はただ一つ、その歌詞に対して「本気だ!」といえることかな。と、オイラは思う。

違う意見もあると思うけど、それぞれが考えて歌ってくれれば、それがまた一つの答えになっていくと思います。

ある合唱を聴いて…良い歌でした。んじゃ!
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