序章8
2011-12-06 00:29:20 (12 years ago)
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「2番電話ですよ。」
「あ、はい。」
相変わらず、味も素っ気も無いのね〜
「もしもし、お電話変わりました。…あ、はい。…は、では早急に。…あ、いや、すぐ行きます。」
「どうかしました?」
「いや、生まれたみたい、なんだけど…いや、今日早めに抜けるわ。」
なに、この不安な感じ〜。って、サスペンスドラマじゃね〜っての。とりあえず、病院ね、っと。
え〜と、205号室っと。の前に、ナースステーションだっけか?ここら辺を右っと。
「おめでとうございます!」
「え?あ〜、あ!ど、どうも!で、元気な…」
「え〜元気な男の子ですよ〜」
「あ、ありがとうございますっ!」
…ん??なんだ、この感じ?
「…それで、一つお伝えしなければならないことが…」
おいおい、なんだよ〜、ドラマじゃね〜だろ〜な〜
「奥様なのですが…」
「あいつが、なんか問題でも?」
よく暴れるしな〜、看護師の皆さんにご迷惑でも〜って、そんなんじゃなさそうね〜
「実は、出産の際に、過度な緊張状態になって、現在意識が混濁しています。もうしばらくすれば回復すると思いますが…」
「え?…だ、大丈夫なんですよね〜」
「はい。ただいま集中治療室で…」
「ど、どこですか?い、行きます!」
これ程、慌てるとは思わなかった。でも、なぜか、客観的な自分もいて、慌ててる自分を冷静に観てる自分がいるのを感じてる。嫌なヤツだな、俺…。
「は、入れますか?」
入れるのかよ。それってやばいってこと?
「どうぞ。」
…なんだよ…医者も看護師もずらっと並びやがって!
…顔、下げてんじゃねえよ〜!
…なに、悲しそうな顔してんだよ〜!
「おい!未雪!」
ふ、ふざけんなよ!フルパワ〜!!
「お〜〜〜〜〜〜い!未〜雪〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
「…n…nn…nnn…あ…あな…た…」
「あ!お、おう!ダイジョブか!」
おいおい、な〜んで医者どもがウルウルしながら見てんだよ〜
「中村さん!大丈夫ですか!?」
俺が聞きて〜よ!ど〜なのよ!?
「良かった〜!やっぱり家族の声かけが一番ですね〜!!」
ふ、ふざけんじゃね〜よ〜!!
なに、終わってたっていうわけ、実は〜。
「このまま意識が戻らなければ、大変なことになってた所でした。これで、安心ですよ。」
「あ、ありがとうございました…。」
歌が、植物状態の人の意識を取り戻したっていうのは、昔なんかの雑誌で見たことあるけど、まさかね、…。
でも、これって…あの子が言ってた…ま、そんなこと今はどうでもいいや!
「よっしゃー!!未雪!!よ〜やった〜!!!愛してるぞ〜!!!!!」
次回「ショーン誕生!」でお会いしましょ!んじゃ!
「あ、はい。」
相変わらず、味も素っ気も無いのね〜
「もしもし、お電話変わりました。…あ、はい。…は、では早急に。…あ、いや、すぐ行きます。」
「どうかしました?」
「いや、生まれたみたい、なんだけど…いや、今日早めに抜けるわ。」
なに、この不安な感じ〜。って、サスペンスドラマじゃね〜っての。とりあえず、病院ね、っと。
え〜と、205号室っと。の前に、ナースステーションだっけか?ここら辺を右っと。
「おめでとうございます!」
「え?あ〜、あ!ど、どうも!で、元気な…」
「え〜元気な男の子ですよ〜」
「あ、ありがとうございますっ!」
…ん??なんだ、この感じ?
「…それで、一つお伝えしなければならないことが…」
おいおい、なんだよ〜、ドラマじゃね〜だろ〜な〜
「奥様なのですが…」
「あいつが、なんか問題でも?」
よく暴れるしな〜、看護師の皆さんにご迷惑でも〜って、そんなんじゃなさそうね〜
「実は、出産の際に、過度な緊張状態になって、現在意識が混濁しています。もうしばらくすれば回復すると思いますが…」
「え?…だ、大丈夫なんですよね〜」
「はい。ただいま集中治療室で…」
「ど、どこですか?い、行きます!」
これ程、慌てるとは思わなかった。でも、なぜか、客観的な自分もいて、慌ててる自分を冷静に観てる自分がいるのを感じてる。嫌なヤツだな、俺…。
「は、入れますか?」
入れるのかよ。それってやばいってこと?
「どうぞ。」
…なんだよ…医者も看護師もずらっと並びやがって!
…顔、下げてんじゃねえよ〜!
…なに、悲しそうな顔してんだよ〜!
「おい!未雪!」
ふ、ふざけんなよ!フルパワ〜!!
「お〜〜〜〜〜〜い!未〜雪〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
「…n…nn…nnn…あ…あな…た…」
「あ!お、おう!ダイジョブか!」
おいおい、な〜んで医者どもがウルウルしながら見てんだよ〜
「中村さん!大丈夫ですか!?」
俺が聞きて〜よ!ど〜なのよ!?
「良かった〜!やっぱり家族の声かけが一番ですね〜!!」
ふ、ふざけんじゃね〜よ〜!!
なに、終わってたっていうわけ、実は〜。
「このまま意識が戻らなければ、大変なことになってた所でした。これで、安心ですよ。」
「あ、ありがとうございました…。」
歌が、植物状態の人の意識を取り戻したっていうのは、昔なんかの雑誌で見たことあるけど、まさかね、…。
でも、これって…あの子が言ってた…ま、そんなこと今はどうでもいいや!
「よっしゃー!!未雪!!よ〜やった〜!!!愛してるぞ〜!!!!!」
次回「ショーン誕生!」でお会いしましょ!んじゃ!