#1ムスタング12
2012-10-23 11:44:31 (11 years ago)
- Category Tags :
- ボイトレ関連&コーヒーブレイク |
「ねぇママ。…マ…マ…?どうしたの?」
「アイリーン。よく観ておいてね。そしてこの空気をカラダ全体で感じて、覚えていてね。将来、必ずあなたの為になるから。」
「う…うん。はい、ハンカチ。」
「ありがとう。でも、今はいらないわ。」
な〜んて歓声だよ〜。ショーンのギター一発で、こんだけの大人達が一つになっちまった。
夏木さんが涙するのも分かる気がするよ。…にしても、少し感動し過ぎな気がするのは気のせい?
「不思議ね。歌の力は知ってるつもりだったけど、まさかインストでこんなに感動するなんて…。」
「あのね、ショーンはね、歌もじょうずなんだよ。」
「え?そうなの…?」
「うん。でもね、2年生のとき、学校で歌ったら、みんなにからかわれて…、それで歌うのやめちゃったんだぁ。」
「どういうこと?」
「えとね…。ずっと名前が外人みたいだって、からかわれてたでしょ。あんまりにも歌が上手くって、ていうか、声がね…すっごく良かったの。」
「上手かったのに、からかわれてたの?」
「うん。『やっぱり外人は歌が上手いよな〜!』ってね。でも、それ言った子って、めっちゃ感動してたんだよ!それなのに…。」
「ふ〜ん。ジェラシーってやつね。やっぱり血は争えないってことかしら。」
「え?ママ、なにそれ?」
「ん?あ、なんでもない。…さ、アイリーン、明日からもっと歌とダンス勉強しなくっちゃね!」
「はい!」
いや〜、いい親子関係だこと。将来のアイドル間違い無しってヤツですな〜。
ん?そ言えば、な〜んか気になること言ってた気がするんだけど。
あ〜、たしかオレのストリートライブ観てたって言ってたもんな〜。…ん〜、そんなんで『血は争えない』なんて言うか普通。
ま、いいか。とにかくショーンよ!このまま真っすぐ育っていってくれよ!
「おっつっかっれ〜〜〜〜〜!!!」
「うん!ママ!本気で楽しかったよ!ジージのとこ行って良かったね!!」
「へんっ!アタシの目に狂いはないさ〜!!ホ〜ホホホ!!!」
「あ、酔ってる、トホホ」
「ヘイ、ボ〜イ!どうしちまったんだい!いきなりそんなすっげ〜ギター弾き倒しやがって!ハッハッハ!」
「ジェイク!いっつもありがとうね!みんながいるから、ぼく、がんばれるよ!」
ギュ〜〜〜〜!
「や、やめて〜〜〜、く、くるち〜〜〜。」
「ハハハッ!こ〜んなチビ助が、あ〜んなすっげぇの弾くとわな〜。」
「ジェ、ジェイク。鼻水が〜。」
「よし!今日はこのまま朝までパ〜リ〜だぜ!」
あらあら。さすがの琉球空手も、ジェイクのベアーハッグにはかなわんようだね、ハハハ。
「よ!お疲れちゃん!」
「あ、ありがとう!タクヤおじちゃん!」
「どうだ、こんどギター、録音してみないか?」
「え?レコーディング…ってこと?」
「おうよ。そんなにすっげぇギターを、世の中のみんなに聴かせてやらないのは、もったいないだろ?」
「え…、で、でも…ぼくね…人の前で弾いて、みんなの顔がニコニコしてくれるのを観るのが好きなの。それに…。」
「ま、またゆっくり落ち着いて、ママとも相談して決めればいいさ。シュウとの約束だからな、オレがキッチリバックアップしてやるから安心してな。じゃな。」
「は、はい。帰っちゃうの?」
「おう。こう見えても忙しいんだぜ。一応社長やってんだからな。あさってあたり、連絡するってミユキさんに言っといてくれ。最高だったぜショーン!」
おいおいタクヤよ。オレお前に頼んだっけか?
…レコーディングね…オレもなんか残してればよかったかもな〜。
いかんいかん。ショーンはまだ小学生ですよ。売れちゃったらどうするのよ?
売れちゃったら…売れ…たら、未雪も楽になるのかな…。
「それでは今日のライブと、未来のスーパーギタリスト、ショーンに。」
「あ、あと、ぼ、ぼくのパパにも…いい…かな?」
「オッケー!じゃ、今日の出会いと、未来の出会いと、ミッキー、ショーン、アーンド、シュウ!アーンド、エヴィバデ!チア〜ス!カンパ〜イ!!」
ジェイク。
ガキの頃、アンタに会えてホントに良かったよ。
未雪。
これからもショーンを頼んだよ。
ショーン。
言いたいことがありすぎるよ。
ショーン。
愛してるぜ。
ショーン。
ちょっと恥ずかしいセリフだったかな、ポッ。
ショーン。
大切な我が子よ。
ショーン…
…ショー…ン…
ムスタング編、終了。次回はどんなギターで登場するのでしょうか!?んじゃ!
「アイリーン。よく観ておいてね。そしてこの空気をカラダ全体で感じて、覚えていてね。将来、必ずあなたの為になるから。」
「う…うん。はい、ハンカチ。」
「ありがとう。でも、今はいらないわ。」
な〜んて歓声だよ〜。ショーンのギター一発で、こんだけの大人達が一つになっちまった。
夏木さんが涙するのも分かる気がするよ。…にしても、少し感動し過ぎな気がするのは気のせい?
「不思議ね。歌の力は知ってるつもりだったけど、まさかインストでこんなに感動するなんて…。」
「あのね、ショーンはね、歌もじょうずなんだよ。」
「え?そうなの…?」
「うん。でもね、2年生のとき、学校で歌ったら、みんなにからかわれて…、それで歌うのやめちゃったんだぁ。」
「どういうこと?」
「えとね…。ずっと名前が外人みたいだって、からかわれてたでしょ。あんまりにも歌が上手くって、ていうか、声がね…すっごく良かったの。」
「上手かったのに、からかわれてたの?」
「うん。『やっぱり外人は歌が上手いよな〜!』ってね。でも、それ言った子って、めっちゃ感動してたんだよ!それなのに…。」
「ふ〜ん。ジェラシーってやつね。やっぱり血は争えないってことかしら。」
「え?ママ、なにそれ?」
「ん?あ、なんでもない。…さ、アイリーン、明日からもっと歌とダンス勉強しなくっちゃね!」
「はい!」
いや〜、いい親子関係だこと。将来のアイドル間違い無しってヤツですな〜。
ん?そ言えば、な〜んか気になること言ってた気がするんだけど。
あ〜、たしかオレのストリートライブ観てたって言ってたもんな〜。…ん〜、そんなんで『血は争えない』なんて言うか普通。
ま、いいか。とにかくショーンよ!このまま真っすぐ育っていってくれよ!
「おっつっかっれ〜〜〜〜〜!!!」
「うん!ママ!本気で楽しかったよ!ジージのとこ行って良かったね!!」
「へんっ!アタシの目に狂いはないさ〜!!ホ〜ホホホ!!!」
「あ、酔ってる、トホホ」
「ヘイ、ボ〜イ!どうしちまったんだい!いきなりそんなすっげ〜ギター弾き倒しやがって!ハッハッハ!」
「ジェイク!いっつもありがとうね!みんながいるから、ぼく、がんばれるよ!」
ギュ〜〜〜〜!
「や、やめて〜〜〜、く、くるち〜〜〜。」
「ハハハッ!こ〜んなチビ助が、あ〜んなすっげぇの弾くとわな〜。」
「ジェ、ジェイク。鼻水が〜。」
「よし!今日はこのまま朝までパ〜リ〜だぜ!」
あらあら。さすがの琉球空手も、ジェイクのベアーハッグにはかなわんようだね、ハハハ。
「よ!お疲れちゃん!」
「あ、ありがとう!タクヤおじちゃん!」
「どうだ、こんどギター、録音してみないか?」
「え?レコーディング…ってこと?」
「おうよ。そんなにすっげぇギターを、世の中のみんなに聴かせてやらないのは、もったいないだろ?」
「え…、で、でも…ぼくね…人の前で弾いて、みんなの顔がニコニコしてくれるのを観るのが好きなの。それに…。」
「ま、またゆっくり落ち着いて、ママとも相談して決めればいいさ。シュウとの約束だからな、オレがキッチリバックアップしてやるから安心してな。じゃな。」
「は、はい。帰っちゃうの?」
「おう。こう見えても忙しいんだぜ。一応社長やってんだからな。あさってあたり、連絡するってミユキさんに言っといてくれ。最高だったぜショーン!」
おいおいタクヤよ。オレお前に頼んだっけか?
…レコーディングね…オレもなんか残してればよかったかもな〜。
いかんいかん。ショーンはまだ小学生ですよ。売れちゃったらどうするのよ?
売れちゃったら…売れ…たら、未雪も楽になるのかな…。
「それでは今日のライブと、未来のスーパーギタリスト、ショーンに。」
「あ、あと、ぼ、ぼくのパパにも…いい…かな?」
「オッケー!じゃ、今日の出会いと、未来の出会いと、ミッキー、ショーン、アーンド、シュウ!アーンド、エヴィバデ!チア〜ス!カンパ〜イ!!」
ジェイク。
ガキの頃、アンタに会えてホントに良かったよ。
未雪。
これからもショーンを頼んだよ。
ショーン。
言いたいことがありすぎるよ。
ショーン。
愛してるぜ。
ショーン。
ちょっと恥ずかしいセリフだったかな、ポッ。
ショーン。
大切な我が子よ。
ショーン…
…ショー…ン…
ムスタング編、終了。次回はどんなギターで登場するのでしょうか!?んじゃ!